(株)新生銀行は9日、日本国内で組成された複数のCMBS(商業用不動産担保証券)などを裏付け資産とするCDO(債務担保証券)「シナジーファンディング優先受益権」を9月下旬に発行すると発表した。
本件CDOは、国内で発行済の複数のCMBSをまとめ、対象不動産の分散・多様化を図り、これらを裏付け資産とする優先受益権を発行、機関投資家向けに販売するというもの。優先受益権の格付けはAAA~BB、発行総額は351億円を予定している。
こうしたパッケージ案件は、邦銀としては初の取り組みであり、同社ではこれにより、保有資産の流動性を高めるとともに、リスクをより効果的にコントロールすることが可能となるとしている。