不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社のネットワークにおける首都圏の2004年8月の「売物件」について、物件登録数、登録価格、成約数、成約価格を明らかにした。
これによると、物件登録数は中古マンションが1,423件(前年同月比▲11.8%)、と2ヵ月連続のマイナスになったが、新築戸建が8,088件(同42.7%増)で21ヵ月連続のプラス。また、中古戸建については1,065件(同▲8.2%)で8ヵ月連続のマイナス、居住用土地は2,127件(同▲15.9%)で6ヵ月連続のマイナスとなった。
首都圏平均の登録価格は、中古マンションが1平方メートル当たりでは32.50万円(前年同月比▲10.2%)で12ヵ月連続のマイナス、1戸当たりも1,962万円(同▲10.3%)で6ヵ月連続のマイナスとなり、ともに調査開始以来過去最低となった。新築戸建についても、1戸当たり3,384万円(同▲6.5%)で前年同月比44ヵ月連続の下落となり過去最低を記録したが、中古戸建では、3,166万円(同0.8%増)で20ヵ月ぶりにプラスに転じた。居住用土地は、前年同月比で見ると、東京都23区で5.8%増、東京都で17.2%増、千葉県で5.4%増とそれぞれ上昇したものの、神奈川県では▲18.7% 埼玉県で▲0.6%、下落しており、首都圏平均では1平方メートル当たり17.23万円(同▲2.7%)とマイナスとなった。
首都圏平均の物件成約数は、中古マンションが445件(前年同月比▲22.6%)と2ヵ月連続のマイナス。戸建市場などの影響を受け、減少率は20%を超えた。新築戸建は1,491件(同19.1%増)で16ヵ月連続のプラスとなった。一方、中古戸建については335件(同▲9.0%)と8ヵ月連続のマイナスとなった。
首都圏平均の成約価格は、中古マンションが1平方メートル当たり31.85万円(同▲1.5%)、1戸当たりも1,917万円(同▲1.5%)と、ともに2ヵ月連続のマイナスとなった。一方、新築戸建は1戸当たり3,469万円(同▲3.2%)で17ヵ月連続のマイナス。中古戸建については1戸当たり2,751万円(同3.8%増)と、再びプラスに転じた。