不動産ニュース / その他

2004/11/5

LIM、大型物流ファンド「ラサール日本ロジティクスファンド」第1号および第2号物件を発表

物流施設担当・投資執行役員:中嶋康雄氏がスキームなどについて説明
物流施設担当・投資執行役員:中嶋康雄氏がスキームなどについて説明
代表取締役:森内ナンシー千代氏
代表取締役:森内ナンシー千代氏

 ラサール インベスト マネジメント(株)(LIM)は5日、日本国内の物流施設を投資対象とする「ラサール日本ロジティクスファンド」の第1号物件に着工したと発表した。当該物件は、千葉県市川市塩浜駅前に建設される大型物流センターで、同社が2004年9月に用地を取得したもの。

 同物件は、敷地面積が36,010平方メートル、基準床面積が約19,000平方メートル、延床面積が62,338平方メートルの大型物件。首都高速湾岸線のインターチェンジに近く、港や空港へのアクセスも良好、JR「市川塩浜」駅より徒歩3分という雇用面からも好条件であることが、大きな特徴となっている。設計および施工は鹿島建設(株)が担当、05年9月竣工の予定。
 また、第2号物件として千葉県柏市の用地59,442平方メートルについて日立グループと売買契約を締結したことを明らかにした。延床面積約110,000平方メートルの物流センターを建設する計画。柏インターチェンジに至近、国道へのアクセスが良好と関東北東部全域の搬送拠点として好適地であること、さらに05年に開通予定の“つくばエクスプレス”「柏たなか」駅から徒歩10分と雇用面の条件も良いことから、スケールメリットを生かした物流施設の建設が可能であるとみている。
 
 「ラサール日本ロジティクスファンド」とは、同社が運用するクローズド・エンド型の不動産投資ファンド。今後2年間で約1,500億円の投資を予定しており、関東・関西・中部を中心とした物流ニーズの高いエリアにおける、倉庫や配送センターなどの物流不動産を投資対象としている。同社物流施設担当の投資執行役員中嶋康雄氏によれば、ファンドの設立は04年前半で、その後、欧米やアジア地域の機関投資家を募集、この度スタートする運びとなった。今後については、物流企業のニーズに合わせた投資をしていくとしている。また、荷主企業の要望によっては、マルチテナント型施設も視野に入れているという。

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