不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は18日、首都圏における賃貸物件の市場動向を発表した。
同社への賃貸物件登録数は、居住用が54,840件(前年同月比▲4.5%)で3ヵ月ぶりにマイナスとなり、事業用も6,096件(同▲5.8%)で9ヵ月連続のマイナス。
1平方メートル当たり登録賃料の首都圏平均は、マンションが2,620円(前月比3.1%上昇、前年同月比変動なし)、アパートが2,050円(同▲1.9%、同▲1.4%)。
1戸当たり登録賃料の首都圏平均は、マンションが10.38万円(前月比0.7%上昇、前年同月比▲5.0%)、アパートが6.47万円(同▲0.6%、同▲1.4%)であった。
居住用賃貸物件成約数は10,355件(前年同月比▲15.7%)と、前年同月比で7ヵ月連続の減少となった。前年同月比をみると、東京23区で▲18.9%、都下で▲17.6%、神奈川県▲7.5%、埼玉県▲13.1%、千葉県▲33.8%のマイナス。新築物件において、成約の8割超を占めるシングル・カップル向けマンションの物件登録数は増えたものの、成約が減少し需要と供給にズレが生じている。
1平方メートル当たり成約賃料の首都圏平均は、マンションが2,480円(前年同月比▲2.7%)、アパートが2,070円(同▲0.5%)。1戸当たり成約賃料の首都圏平均は、マンションが9.65万円(同▲3.5%)、アパートが6.60万円(同▲1.6%)でいずれも下落となった。