不動産ニュース / 開発・分譲

2004/11/25

三井不ら、金刀比羅宮の余剰容積率を活用した「虎ノ門琴平タワー」竣工

 三井不動産(株)、(株)虎門琴平会館ビル(東京都港区、代表取締役:高見澤一弘氏)、宗教法人金刀比羅宮(東京都港区、代表役員:高見澤一弘氏)の3社は25日、共同で開発を進めてきたオフィスビル「虎ノ門琴平タワー」(地上26階地下3階)が竣工、同日竣工式を執り行なったと発表した。
 
 虎門琴平会館ビルは、同地で1965年に「虎門琴平会館ビル」を建設、賃貸事業を行なってきたが、近年の急激なOA化への対応や耐震性能の改善などの必要から、三井不動産とともに、建て替えを実施。開発手法として“総合設計制度”を利用するとともに、同一敷地内にある東京都選定歴史的建造物である金刀比羅宮を保存し、その余剰容積率を有効活用している。

 敷地面積は3,647.30平方メートル、外構は公開空地や緑地帯を設け、低層部の社務所、神楽殿といった金刀比羅宮の神社施設と一体感を持たせたものとなっている。

 三井不動産は、投資を行なうとともに、リーシング業務の受託、事業全般のマネジメントを行なってきたが、今後はリーシング業務に加えて建物のプロパティマネジメント業務を行なっていく。

 なお、同ビルのうち虎門琴平会館ビル所有持分については、11月30日付で日本ビルファンド投資法人が取得することが決定している。

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