三井不動産(株)は17日、オフィスビルのテナントワーカー向けに、ゴミのリサイクルに関する啓発用ガイドブックを作成したと発表した。
同社は、従来より古紙をOA用紙やトイレットペーパーに再生利用するリサイクル・ループ構築など、オフィスビルから排出されるゴミのリサイクルに積極的に取り組んでいる。現在は、独自に開発したゴミ回収システムを利用して、ゴミを15種類に分類するよう、テナント各社に協力要請している。
今回作成したガイドブックはテナントワーカー一人ひとりにリサイクルに対する意識を高めてもらうべく、分別されたゴミのリサイクル過程を絵本形式で説明したもの。
さらに排出されたゴミの中間処理施設や最終処分場、再生紙リサイクル処理工場を見学する「エコ・ツアー」の実施を予定している。すでに同社のビル部門の従業員を中心とした自己啓発活動として行なったが、今後は、他部門の社員やテナントワーカー向けにも行なっていく。