不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2005/1/26

ゼクス、「2005年5月期中間決算」発表

 (株)ゼクスは26日、2005年5月期中間期の業績(単体・連結)について説明会を行なった。

 当期単体業績の売上高は43億7,000万円(対前年同期比▲6.7%)、営業利益は8億2,100万円(同45.6%増)、経常利益は7億73,900万円(同55.2%増)、当期純利益は4億3,400万円(同61.1%増)であった。
 
 また、当期連結業績(対象11社)の売上高は61億5,300万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は8億1,700万円(同▲9.7%)、経常利益は6億900万円(同▲18.8%)、当期純利益は2億4,800万円(同▲38.7%)であった。
 今回、減益となった理由としては、前期利益が大幅な上期偏重であったことをあげている。
  
 同社はグループで、コンサルティング・CM事業、ディベロップメント事業、インベストメント・AM事業からなる不動産コンサルティング事業、シニアハウジング&サービス事業、その他施設運営事業の3セグメントを展開している。
 不動産コンサルティング事業については、コンバージョンにおけるCM事業や不動産証券化事業関連のプロジェクトなどを行ない、売上高43億2,600万円(前年同期比95.3%増)、営業利益13億100万円(同140.5%増)を計上した。
 シニアハウジング&サービス事業では、ケア付住宅4棟、シニアハウジング1棟を新規オープンし、入居者の募集状況も順調に推移しているが、オープンに伴う広告宣伝費などの経費を計上したため、売上高13億3,300万円(前年同期比126.0%増)、営業利益13億100万円(同61.4%増)となった。
 リゾートホテルやゴルフ場を運営しているその他施設運営事業では、2件のゴルフ場を購入したほか、06年6月にオープンを予定している「ホテル JALシティ 那覇」(沖縄県那覇市)のプロジェクトを開始した。新規取得物件の再生費用など、先行投資費用により、売上高4億9,300万円(前年同期比119.4%増)、営業利益は同▲2億8,700万円で、1億7,000万円の営業損失を計上した。

 代表取締役の平山啓行氏は、「今後は、シニアハウジング&サービス事業で、05年下旬および06年に開業予定の『チャーミング・スクウェア舞子』(神戸市垂水区)や『チャーミング・スクウェア芦屋』(兵庫県芦屋市)による関西圏へ進出していく。現段階では、地元企業に知名度で負けているかもしれないが、その分、消費者のニーズを取り入れた質の高さとコストパフォーマンスでくい込んでいきたい」と語った。

 通期ついては、期初予想のとおり、連結で売上高140億円、経常利益14億円、当期純利益5億5,000万円を見込んでいる。

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