不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は17日、2004年1年間に登録された首都圏居住用賃貸物件における「定期借家物件」の登録状況をまとめ発表した。
対象期間は、2003年および2004年の各1年間。調査内容は、定期借家物件数および増減率、定期借家物件数および登録物件に占める割合など6項目。
それによると、2004年の首都圏における定期借家物件数は、17,202件(前年比3.9%増)。種目別では、貸マンションが10,218件(同▲2.0%)で、次いで貸戸建て住宅4,921件(同5.4%増)、貸アパート2,063件(同40.7%増)となった。
エリア別で見ると、東京23区の6,742件(同▲6.5%)で物件数トップ。以下、神奈川県が6,511件(同7.4%増)、千葉県1,410件(同6.1%増)、埼玉県1,311件(同6.8%増)、東京都下1,228件(同4.2%増)となっている。
登録物件に占める割合は2004年は2.6%と前年比▲0.1ポイントとなっている。種目別では、貸戸建て住宅が全体に占める割合が18.3%と最も高く、特に東京都下では21.6%を記録している。
なお、2004年に登録された定期借家物件の平均像は、賃料13.70万円、面積64.17平方メートル、契約期間は2.9年で、礼金は1ヵ月・2ヵ月がともに4割超、敷金は8割以上が2ヵ月となっている。