(株)ゼファーは25日、メリルリンチ日本証券(株)のアレンジメントおよび同社関連会社のファイナンスにより、保有賃貸マンション11棟を証券化したと発表した。
事業名称は「ゼファーレジデンシャルファンド(仮称)」、対象物件は「ゼスティ駒沢」等「ゼスティ」シリーズ6物件を含む11物件。
同社にとって初の試みとなるもので、メリルリンチの関連会社が全資金調達額の9割超をノンリコースローンおよび匿名組合出資により資金提供。竣工後リースアップ完了前での流動化としている点が特徴となっている。
なお同社は、従来より分譲マンションと同様に賃貸マンションの開発・販売に注力しており、今後は賃貸マンション流動化を事業戦略の柱のひとつととらえ、同事業の拡大により、開発利益を早期に確保、安定的な役務利益源として育成していくとしている。