不動産ニュース / 開発・分譲

2005/4/13

鹿島建設、神宮2丁目で老朽化マンションの建て替え事業を実施

 鹿島建設(株)(東京都港区、代表取締役社長:梅田貞夫氏)は12日、進行中の「神宮前センチュリーマンション」(東京都渋谷区神宮前、52戸)の建て替え事業について、今月中に本体工事に着手、2007年の竣工をめざす計画であると発表した。

 当該物件は1973年に分譲されたもので、耐震上の不安、設備配管の老朽化問題などにより、建て替えに対する気運が高まり2002年に同社が事業協力者に認定された。このほど地権者全員と等価交換契約締結が完了したことから実施に至ったとしている。建て替えに当たっては、同年に東京都が創設した共同住宅建替誘導型総合設計制度を活用、同制度の適用第1号物件となったため、容積の割増を得ることで、地権者の資金負担を軽減することができた。また、都心共同住宅供給事業の認定を受けている。

 建て替え後の名称は「ジェントル エア 神宮前」。地上22階地下2階建てで、総戸数110戸のうち、54戸を地権者住戸とし、56戸を分譲住戸とする。建築計画では、敷地面積の約46%に相当する空地を確保することにより、快適な歩行者空間を提供するほか、敷地周囲の植栽や、壁面および屋上緑化を行なうことで良好な都市インフラの整備と都市緑化に貢献するものとなっている。
 分譲住戸については、4月9日から17日まで第1期21戸の登録を受け付けている。販売価格は4,460万円から1億5,000万円。

 なお、同社は高度成長期に建設された分譲マンションの老朽化等による建て替え需要が今後増大していくとみており、2000年竣工の旧同潤会代官山アパート建て替え事業「代官山アドレス」、01年竣工の住宅公団が分譲した共同住宅建て替え事業「ガーデンホームズ白金」等の実績を生かして、今後も積極的に参画していく方針。

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