住友不動産(株)は19日、「2005年3月期決算(連結・単体)」を発表した。
当期単体の売上高は5,211億8,400万円(前期比7.0%増)、営業利益は767億4,400万円(同2.7%増)、経常利益は567億200万円(同12.0%増)、当期純利益は146億6,200万円(同408.0%増)となった。
当期連結(対象23社)の売上高は6,161億1,400万円(同7.4%増)、営業利益は1,002億9,100万円(同4.5%増)、経常利益は743億9,300万円(同12.8%増)、当期純利益は155億4,700万円(同146.0%増)となった。
事業部門別にみると、不動産賃貸事業部門では、空室率の改善と更改賃料の下げ止まりによる既存ビルの減収に歯止めがかかったこと、「千代田ファーストビル西館」、「半蔵門ファーストビル」などの通期稼働や、「汐留住友ビル」の新規稼働、テナント入退去工事の増加が寄与した結果、営業収益は2,212億3,400万円(前期比184億5,700万円増)、営業利益は558億6,700万円(同32億1,000万円増)と大幅な増収増益を達成。
不動産流通事業部門では、直営仲介店舗の増設や既存店舗の移転・リニューアルにより集客力の向上に努めたほか、急速に拡大した不動産ファンドへの収益物件仲介に注力した。その結果、営業収益434億4,400万円(同36億3,500万円増)、営業利益134億8,800万円(同49億5,000万円増)となった。
なお、次期については、通期で売上高6,500億円、経常利益800億円、当期純利益300億円を見込んでいる。