イーアセット投資法人(東京都千代田区、執行役員:深田武寛氏)は7日、23番目の不動産投資信託(JREIT)として、東京証券取引所の不動産投資信託証券市場に上場した。
同投資法人は、アセット・マネジャーズ(株)、アセット・インベスターズ(株)、イーバンク銀行(株)、鹿島建設(株)、(株)日本エスコン、みずほ信託銀行(株)、三井住友海上火災保険(株)、大和生命保険(株)、新光証券(株)、日本管財(株)、(株)日本プロパティ・ソリューションズの11社が出資する資産運用会社「(株)アセット・リアルティ・マネジャーズ」(東京都千代田区、代表取締役社長:深田武寛氏)により、2005年5月2日に設立された。
発行投資口数は58,300口、公募価格は1口当たり50万円。投資対象をオフィス、商業施設等、住居の3用途に分散する複合型リートで、東京を中心とする首都圏をメインに、首都圏以外の地域でも一定割合で投資していく。
上場当日、目論見書に記載した取得予定資産15物件のうち、「新三ビル」(東京都港区、取得価格21億600万円)、「渋谷ウエストビル」(東京都目黒区、同20億1,700万円)、「成田TTビル」(千葉県成田市、同18億6,000万円)をはじめとするオフィスビル6件、および商業施設「ラ・ポルト青山」(東京都渋谷区、同140億2,400万円)、合計7物件の不動産信託受益権を取得した。取得価格の合計は259億8,900万円。残る8物件は9月9日に取得予定。
なお、2006年4月期(2005年5月2日~2006年4月30日)業績は、営業収益22億5,000万円、経常収益8億8,400万円、純利益8億8,300万円、1口当たり分配金13,913円を予想。また、2006年10月期(2006年5月1日~10月31日)業績は、営業収益17億3,200万円、経常利益7億3,500万円、純利益7億3,400万円、1口当たり分配金11,569円を予想している。
上場初日の初値(始値)は49万円で、その後49万9,000円の高値をつけたものの、終値は49万4,000円となり、公募価格を下回るスタートとなった。