不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2005/9/8

JREITのイーアセット投資法人、東証に上場

 イーアセット投資法人(東京都千代田区、執行役員:深田武寛氏)は7日、23番目の不動産投資信託(JREIT)として、東京証券取引所の不動産投資信託証券市場に上場した。

 同投資法人は、アセット・マネジャーズ(株)、アセット・インベスターズ(株)、イーバンク銀行(株)、鹿島建設(株)、(株)日本エスコン、みずほ信託銀行(株)、三井住友海上火災保険(株)、大和生命保険(株)、新光証券(株)、日本管財(株)、(株)日本プロパティ・ソリューションズの11社が出資する資産運用会社「(株)アセット・リアルティ・マネジャーズ」(東京都千代田区、代表取締役社長:深田武寛氏)により、2005年5月2日に設立された。

 発行投資口数は58,300口、公募価格は1口当たり50万円。投資対象をオフィス、商業施設等、住居の3用途に分散する複合型リートで、東京を中心とする首都圏をメインに、首都圏以外の地域でも一定割合で投資していく。
 
 上場当日、目論見書に記載した取得予定資産15物件のうち、「新三ビル」(東京都港区、取得価格21億600万円)、「渋谷ウエストビル」(東京都目黒区、同20億1,700万円)、「成田TTビル」(千葉県成田市、同18億6,000万円)をはじめとするオフィスビル6件、および商業施設「ラ・ポルト青山」(東京都渋谷区、同140億2,400万円)、合計7物件の不動産信託受益権を取得した。取得価格の合計は259億8,900万円。残る8物件は9月9日に取得予定。

 なお、2006年4月期(2005年5月2日~2006年4月30日)業績は、営業収益22億5,000万円、経常収益8億8,400万円、純利益8億8,300万円、1口当たり分配金13,913円を予想。また、2006年10月期(2006年5月1日~10月31日)業績は、営業収益17億3,200万円、経常利益7億3,500万円、純利益7億3,400万円、1口当たり分配金11,569円を予想している。

 上場初日の初値(始値)は49万円で、その後49万9,000円の高値をつけたものの、終値は49万4,000円となり、公募価格を下回るスタートとなった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。