日本商工会議所(山口信夫会頭)ら11団体で構成する「まちづくり条例研究センター」は8~9日、まちづくり3法の検証と集客施設の適正配置をメインテーマにした「まちづくり条例実践セミナー」を開催した。
同セミナーでは、初日である8日に大阪市立大学大学院の石原武政教授が「まちづくり3法の検証とまちづくり条例」と題する基調講演を行なったのをはじめ、金沢市、武蔵村山市からの事例発表がされた。
2日目の9日は、まちづくり条例の問題点、対応策についてのパネルディスカッションを開催。会場から多数の質問、意見がパネラーに向けられ、パネラーからも会場に向けた質問を投げかけるなど、活発な議論が交わされた。
開催両日を通して、条例論、政党論、条例の必要性やマーケティング論までの幅広いテーマに関わる報告や議論が行なわれた。
セミナーの内容は次のとおり。
■基調講演:「まちづくり3法の検証とまちづくり条例」 石原武政教授
■特別報告1:「まちづくり三法をめぐる関係各方面の動向」
栃原克彦氏(まちづくり条例研究センター研究員、日本商工会議所流通地域振興部副部長)
■特別報告2:「地方自治体における対策の現況と問題点」
野口和雄氏(まちづくり条例研究センター主任研究員)
■事例発表:「金沢市商業環境形成まちづくり条例」の現況について
森沢英明氏(金沢市産業局商業振興課主査)
「武蔵村山市大規模小売店舗の立地に伴う市および設置者の役割を定める条例」
小峯邦明氏(武蔵村山市産業振興課長)
■現場からの問題提起:「静岡市におけるまちづくり(中心市街地活性化)」について
坂田克乗氏(まちづくり条例研究センター事務局長)
■問題点の整理と対応策についてのパネルディスカッション