不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2005/9/27

NBF、「札幌エルプラザ」「中目黒GTタワー」区分所有部分等を追加取得

 日本ビルファンド投資法人(NBF)は27日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、複合ビル「札幌エルプラザ」(札幌市北区)およびオフィスビル「中目黒GTタワー」(東京都目黒区)の区分所有部分等を追加取得することを決定した。

 今回取得を決定したのは、「札幌エルプラザ」の、9階および10階(建物全体の専有面積割合9.46%)と、それぞれに付随する共用部分の共有持分、敷地共有持分。
 NBFはすでに、同物件の36.66%(建物全体の専有面積割合)を保有しており、今回の追加取得により資産価値の向上を図れるものと判断し、取得を決定した。
 取得先は、(株)エスケイクリエート(東京都中野区、代表取締役社長:湯浅哲之氏)。取得価額は9億7,000万円。
 9月28日に不動産売買契約を締結し、10月5日に引き渡しを行なう予定。

 「中目黒GTタワー」については、土地所有権(敷地権割合100万分の138,415)およびオフィス棟の4・11・12・13階の持分100%と5階の共有持分100万分の680,181、6・7階の共有持分100万分の16,241の所有権を商店街再開発(株)(東京都渋谷区、代表取締役社長:橋本卓三氏)より56億円で取得。また、土地所有権(敷地権割合100万分の103,955)およびオフィス棟の8・9・10階の持分100%と5階の共有持分100万分の319,819、6・7階の共有持分100万分の7,638の所有権を城東土地(株)(東京都渋谷区、代表取締役社長:橋本卓三氏)より42億円で取得。
 NBFは今回の取得により、同物件の93.12%(建物全体の専有面積割合)を保有することとなり、資産価値・流動性のの向上を図れるものと判断し、取得を決定したもの。

 なお同日、22日開催の投資法人役員会において、日本政策投資銀行より100億円を借入することについて議決したと明らかにした。借入金の用途は「中目黒GTタワー」の取得資金等としている。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年10月号
その物件、どう活用する?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。