東京建物(株)が独立行政法人都市再生機構と共同で開発したマンションプロジェクトが、(財)日本産業デザイン振興会主催の「2005年度グッドデザイン賞・ベスト15」に選出された。
受賞したのは、「東雲キャナルコート中央ゾーン(東京都江東区、計6街区)」。受賞理由としては、従来の団地のイメージを刷新するデザイナーズ集合住宅であることや、環境計画と建築計画が早期より同時進行したことから、周辺の環境条件を取り込んで、外との関連性がある空間をもたせたことなどがあげられた。
「東雲キャナルコート中央ゾーン」は、東京のベイエリアで開発が進められているビッグプロジェクト「東雲キャナルコート」(敷地面積約164,000平方メートル、計画戸数約6,000戸)の中央に位置する6街区からなるデザイナーズ賃貸住宅エリア。東京建物が「アパートメンツ東雲キャナルコート」(総戸数423戸)、都市再生機構が「CODAN」シリーズのUR賃貸住宅5棟(総戸数1,712戸)を開発している。住棟の基本設計を6つの建築家チームが担当し、ランドスケープ、照明デザイン、色彩計画など、統一的にデザインし街並みの調和を図るとともに、各街区それぞれが個性を発揮するデザイン性豊かな住宅を創造している。
今回受賞した「ベスト15」は本年度のグッドデザイン賞の中で最も優れた15件に与えられるもので、10月25日開催の表彰式で「グッドデザイン大賞」1件が選出される。