不動産ニュース / ハウジング

2005/10/5

SUS、静岡市で自然と共存する“アルミ未来型住宅”を完成

(上)今回完成したアルミ住宅外観、(下左)電動ルーバー、(下中)天井パネル式アルミ製熱交換器、(下右)情報ボード(液晶パネル型コンピュータ)
(上)今回完成したアルミ住宅外観、(下左)電動ルーバー、(下中)天井パネル式アルミ製熱交換器、(下右)情報ボード(液晶パネル型コンピュータ)

 アルミ製住宅および建築用アルミ構造材の設計開発・製造販売をてがけるSUS(株)(静岡市清水区、代表取締役:石田保夫氏)は3日、独自に開発した住宅コントロールシステムを導入したアルミ住宅を完成させ、7日(金)にはオープンハウスを実施すると発表した。

 同社では建材としての“アルミ”の可能性を追求し、ノウハウを構築してきた。このほど完成したアルミ住宅では、アルミ熱交換器を利用した輻射熱冷暖房や、制震ダンパー構造およびアルミパネル構造といった工業技術に加え、「進化する住宅コントロールシステム」をめざして開発したホームオートメーションを採用している。
 同システムは、従来の利便性向上を追求したものではなく、環境に配慮したシステムである点が特徴。具体的には、輻射熱冷暖房や照明、電動ルーバーなどの設備機器が外部環境の変化に対応して自律的な制御が行なわれることで、最小限のエネルギーで最適な室内環境(温度や照明など)を維持することができる。また、キッチンカウンターに設置された液晶パネル型コンピュータには、室内外の温度、湿度データや照度、消費電力量、電気料金などの情報を蓄積・閲覧・分析・記録することができ、住人の好みに合った室内環境を設定することができる。

 SUSでは、これまでファクトリーオートメーションで培ってきた技術を生かし、より豊かで安全な生活をめざすホームオートメーションの技術開発を進めていく方針。アルミメーカーとして、その特徴を生かしてつくられた環境配慮型住宅のあり方を提唱し、今後問われるであろうサスティナブルな循環型社会の実現に向けて、アルミ建築による未来型住宅のあり方およびライフスタイルを提案していくとしている。

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