国土交通省は、(財)マンション管理センターを事業主体として構築するマンション履歴システム「マンションみらいネット」の試験運用のため、モニター登録を行なう管理組合を10月17日より募集する。
「マンションみらいネット」は、マンションの管理組合の活動状況や修繕履歴をはじめとする情報を登録したもので、インターネットを通じて居住者や購入予定者が閲覧できるシステム。同システムの活用により、マンション管理の円滑化と向上、および購入希望者が中古マンションの売買に際して管理状況や修繕履歴を把握したうえで検討が可能となることによる、中古マンション流通市場の活性化が期待されている。
登録にあたっては、マンション管理センターの講習を受講した専門家を派遣、申請内容を確認する手続を行なうことで登録内容の信頼性を確保するとともに、管理組合の負担も軽減させる。登録料金(既存・単棟型の場合)は初期登録費用が4~5万円程度、更新の際の費用が1~2万円程度となる見込み。
今回は試験運用に際し、単棟型800、団地型100、合計900の管理組合を募集。試験運用に関するアンケート調査や、ヒアリング、データの追加提出等への協力を行なうことが条件で、特典として初年度登録料が無料になる。募集申込に関する詳細は、マンション管理センターHP(http://www.mankan.or.jp/)を参照のこと。
なお同システムは、平成18年度中の本格運用を予定している。