(財)日本賃貸住宅管理協会は13日、「賃貸住宅管理士会」を結成、その発足式および記念パーティーをお茶の水ホテル聚楽(東京都千代田区)にて開催した。
同資格は、平成7年から行なわれていた同協会の賃貸管理業務マネージャー資格認定の研修制度をベースとして、平成13年より確立された認定資格。第1次研修、第2次研修を修了し、かつ実務経験2年以上をを有する者が「賃貸住宅管理士」として登録することができる。現在、2次研修修了試験合格者は4,634名。
今回結成された「賃貸住宅管理士会」は、研修や情報交流を通して管理士の知識や教育体制の充実を図るとともに、賃貸住宅所有者および入居者に対する提言助言など、管理士の職務を通して健全な賃貸住宅市場の維持向上に貢献することを目的としている。
初代会長には、同協会会長の亀山征夫氏が就任。「政府が進める各種業務の民間委託について、賃貸管理業界として受け入れ体制を整える事が必要。そのためには、各人のスキルアップが不可欠であり、賃貸住宅管理士の数・質面の強化が必要になってくる。登録者に対する研修も含め、今後も更なる努力が必要である」と語った。