(株)大京は7日、「2006年3月期中間決算短信」(単体・連結)を発表した。
当期(2005年4月1日~9月30日)単体業績の売上高は1,236億3,700万円(前年同期比▲10.3%)、営業利益は70億6,100万円(同27.8%増)、経常利益は50億7,900万円(同103.7%増)、当期純利益は116億5,200万円。
当期連結業績(対象9社)の売上高は1,851億1,600万円(同2.7%増)、営業利益は110億6,800万円(同55.3%増)、経常利益は90億8,100万円(同103%増)、当期純利益は177億1,800万円であった。
当期は、マンション分譲事業における収益力の強化とともに、マンション管理事業、不動産仲介業などの収益拡大に努めた結果、大幅な増益を実現したものの、固定資産および投資有価証券の売却による特別利益、繰延税金資産を実施したことなどにより、大幅な純損失を計上した。
セグメント別には、不動産販売事業の主力のマンション分譲事業において、売上高が4,421戸、1,446億9,600万円(前年同期比▲95億300万円)と微減したが、マンション売上総利益率は16.3%(同2.2ポイント増)へ上昇、同総利益は236億1,700万円(同19億3,400万円増)となったことを主体に、営業利益96億8,100万円(同43%増)と大幅増益を計上した。
不動産管理事業において、前連結会計年度末に連結子会社となった大京管理(株)の業績が寄与し、売上高132億6,000万円(前年同期比551.7%増)、営業利益13億6,300万円(同396.4%増)となった。
また、不動産仲介事業では、中古マンションを対象とする仲介収入が23億8,700万円(前年同期比4億1,200万円増)となり、新築マンション販売代理収入が受託物件数の減少により11億3,900万円(同▲8億8,100万円)となった結果、売上高35億2,600万円(同▲11.7%)、営業利益2億9,400万円(同▲46.6%減)となった。
通期業績見通しは、連結売上高4,360億円、経常利益240億円、当期純利益290億円。