エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は7日、「2006年3月期中間決算」を発表した。
連結営業収益は459億4,600万円(前年同期比1.0%増)、営業利益95億6,100万円(同10.4%増)、経常利益82億400万円(同18.3%増)、中間純利益39億900万円(同▲4.4%)。
同社によれば、当期は減損会計導入による特別損失12億1,300万円計上のため、中間純利益が前年同期比で減益となっているものの、業績予想比では5億900万円の増益。営業収益、営業利益、経常利益とともに増収増益という結果であった。中間配当についても1株当たり2,500円を実施する。
主要事業である不動産賃貸事業では、04年10月に取得した「アーバンネット札幌ビル」を始めとする新規ビルの稼働増や、「アーバンネット大手町ビル」などの既存ビル増床による収益増などにより、増収増益。
分譲事業については、前年同期比▲18.2%の減収であったものの、これについては季節的要因および単価減のためとしており、引渡し件数の増加など、営業実績は順調に推移している。
なお、通期は、連結ベースで営業収益1,080億円、経常利益160億円、当期純利益90億円を見込んでいる。