エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は、2006年3月期第3四半期決算(個別・連結)を発表した。
個別の営業収益は705億1,500万円(前年同期比13.3%増)、営業利益は152億5,000万円(同21.3%増)、経常利益は130億8,400万円(同39.6%増)、当期純利益は75億8,500万円であった。
また連結では、営業収益761億3,300万円(同11.6%増)、営業利益は155億8,400万円(同21.1%増)、経常利益は134億7,500万円(同37.9%)、当期純利益は78億2,900万円(46.1%)であった。
不動産賃貸事業では、2005年9月に竣工した「アーバンネット名古屋ビル」が稼働、また「大手町ファーストスクエア」等で新たにサブリースを開始するなど、賃貸可能面積の拡大に努めたこと等により収益を拡大。さらに分譲事業では「東京フロントコート」(江東区)、ウェリス萬代橋(新潟市)、ジオ・ウェリス西宮北口(西宮市)等の物件について収益計上となり、前年同期比増収増益を実現した。
通期予想として、個別では営業収益1,010億円、経常利益155億円、当期純利益85億円を、連結では営業収益1,080億円、経常利益160億円、当期純利益90億円を見込んでいる。
合わせて、本日開催の取締役会で、同社連結子会社「ジーピービル管理(株)」の解散を決議した。同社はグランパークの建物管理を目的に、同ビルの共同地権者が出資して設立した会社だが、共同地権者が2社となり、同社を解して管理業務を行なう意義が減少したことから、解散を決定した、としている。