(財)住宅産業研修財団は6日、第3回「真の日本のすまい」提案競技の表彰式を開催した。
「真の日本のすまい」は、(財)住宅保証機構、(財)生涯学習開発財団、(社)日本建築士会連合会の共催により、国土交通省、文部科学省、経済産業省、林野庁、住宅金融公庫等の後援を得て、2005年9月から実施したもの。
209件の応募があり、国土交通大臣賞に、「サンゲンカク 小さな木の家からはじまる暮らしの提案」(神奈川県鎌倉市)、経済産業大臣賞に、「継承される家」(神奈川県川崎市)、林野庁長官賞に、「四季みのいえ」(熊本県高森町)など、優秀賞7作品が選ばれた。
国土交通大臣賞に選ばれた「サンゲンカク 小さな木の家からはじまる暮らしの提案」は、三間×三間(18畳)という構造・空間の基本単位を設定して、設備などを付属させ、連結・連続させて家をつくりあげていくアイデアが高く評価された。
表彰式で、委員長の藤井恵介氏は、「応募作は、地元の材を使いながら、しっかりとした木造住宅を設計していくというシステムをテーマにしたものが多かった」と話した。
また、(財)住宅産業研修財団理事長の松田妙子氏は「今後も家づくりをとおして人づくりや、家族の絆を育めるようにしていきたい」とコメントした。