全国共済農業共同組合連合会、明治安田生命保険相互会社、積水ハウス(株)、富国生命保険相互会社、大同生命保険(株)、三井不動産(株)のコンソーシアムは23日、六本木防衛庁跡地再開発プロジェクト「東京ミッドタウン」の上棟式を行なった。
商業施設部分のコンセプトを「ライフスタイル ミュージアム」に設定。周辺地域の居住者や勤務者などをはじめとする人々に「都心の上質な日常」を提供する施設とし、デザインに関する交流拠点「(仮称)東京ミッドタウン デザインハブ」を創設することを明らかにした。
商業施設の店舗面積は約2万2,800平方メートル。ファッション、家具・インテリア、美容・健康関連、レストラン、食物販など約140店舗が出店する。
また、ミッドタウン・タワー5階に創設される「デザインハブ」には、(社)日本グラフィックデザイナー協会が移転、「九州大学芸術工学 デザイン戦略拠点(仮称)」が設置されるほか、(財)日本産業デザイン振興会が中心となり、米国、オランダ、ドイツ、フィンランド、中国の大学と日本の産業やデザイナーを結びつける「インター・ナショナル・デザイン・リエゾン・センター」がオープンする予定となっている。
なお、昨年より公募していたブランドマークも決定。世界45ヵ国、9歳~80歳まで総数7,983作品の応募が寄せられ、審査の結果、「ミッドタウン」の「M」をモチーフにした、グラフィックデザイナー・原野敦史氏の作品が選ばれた。
「東京ミッドタウン」は、オフィス(延床面積約33万平方メートル)、住宅(同約11万1,000平方メートル、517戸)、ホテル(同約4万8,000平方メートル、約250室)、商業施設(約5万7,000平方メートル)などで構成。敷地面積は約6万8,900平方メートル。
2007年春にグランドオープンする予定。