ユナイテッド・アーバン投資法人(UUR)は28日、不動産投資信託(REIT)のための投資物件として、「南山コート1号館」(名古屋市昭和区)、「南山コート2号館」(名古屋市昭和区)、「天神ルーチェ」(福岡市中央区)の不動産信託受益権を取得すると発表した。
1997年3月竣工の「南山コート1号館」は、鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根5階建て、また1999年3月竣工の「南山コート2号館」は、鉄筋コンクリート造陸屋根5階建ての共同住宅。名古屋市営地下鉄鶴舞線「いりなか」駅徒歩3分~4分、周辺には生活利便施設が集積しており、名古屋市中心部へのアクセスも良好な住宅地に位置する。いずれも1棟貸しでマンション管理会社ベニーエステートサービス(株)に賃貸されており、安定的な収益を見込むことができる。
取得先は丸紅(株)(東京都千代田区、代表取締役社長:勝俣宣夫氏)で取得価格は「1号館」が10億7,000万円、「2号館」が4億5,000万円。総賃貸可能面積はそれぞれ3,576.74平方メートル、1,890.52平方メートル、稼働率はともに100.0%。
2物件とも3月30日に契約締結、物件引渡しを予定している。
一方、「天神ルーチェ」は、2005年11月竣工、鉄骨造陸屋根地下1階地上7階建の商業施設。西鉄天神大牟田線「福岡」駅徒歩5分をはじめ、3駅3路線が徒歩圏で、福岡市のメインストリートの一つである天神西通りに面している。05年の福岡市営地下鉄七隈線「天神南」駅の開業に伴い、天神エリアの中心地がやや南下傾向にある事から、同物件の所在エリアについては商業地として安定した賃貸需要が見込めるものと評価したもの。
取得先は(有)天神ツー(東京都港区、代表取締役:横山公一氏)、取得価格は65億円。総賃貸可能面積は4,194.57平方メートル、テナント数は2、稼働率は89.5%。
契約締結日は3月29日、物件引渡しは4月14日を予定している。