ミサワホーム(株)は、2004年12月より発売している地震エネルギーを吸収軽減する「制震装置」を設置した「MGEO(エムジオ)」シリーズが、06年3月末時点で累計5,164棟を受注したと発表した。
「MGEO」シリーズは、「耐震+制震」により、地震・風などによる揺れをおよそ半分に軽減できるもので、大地震による倒壊を防ぐだけでなく、内装の痛みや建物の損傷を減らし、地震後の修復コストを抑える効果がある。現在、木質系、鉄骨系、アパートを含め、同社全商品に搭載することができる。
05年度下期の販売においては、契約時の搭載率は全商品の3分の1、上級ブランドほど搭載率が高くなっている。また、搭載率65%の宮城県をはじめ、静岡県、愛知県、三重県、千葉県が搭載率50%を上回っており、大規模地震が警戒されている地域ほど搭載率は高い。
同社では、今後もコストダウン、技術開発を進め、幅広い顧客に対し、住宅における安全、安心の提供を行なっていくとしている。