(株)新日本建物は、2006年3月期の連結決算を発表した。
売上高は534億500万円(前期比13.0%増)、営業利益は33億円(同51.9%増)、経常利益は23億2,400万円(同124.1%増)、当期純利益は12億600万円(同126.4%増)であった。
2005年4月の創業30周年を機に、さらなる売上原価、販売費および一般管理費の徹底的削減に努めた結果、売上高は当初の業績予想を若干下回ったものの、経常利益、当期純利益とも大幅な増益を実現した。
セグメント別にみると、マンション販売事業では、当期完成引き渡しとなった自社分譲マンションは前期比3棟・33戸減の12棟・477戸、売上高149億1,700万円(前期比▲14.3%)、ファンド向け投資物件や他ディベロッパーに対するマンション用地販売なども含めると321億3,500万円(同7.3%)を達成。営業利益は売り上げ総利益率の上昇、広告宣伝費等販売費の抑制により、前期比16.6%増の26億4,300万円となった。
戸建販売事業も販売が好調となり売上高は同42.2%増の207億3,400万円、営業利益は同78.5%増の20億8,000万円となった。
また不動産仲介事業では、マンション販売取り扱い件数の減少で売上高は2億2,100万円(同▲55.2%)と減少となったものの、広告宣伝費等販売費の抑制により、営業利益は同528.9%増の7,800万円の大幅増となった。
2007年3月期通期については、売上高755億円、経常利益30億2,000万円、当期純利益17億4,000万円を見込む。