(株)セプテーニ(東京都新宿区、代表取締役会長:七村 守氏)は5日、野村不動産(株)と、不動産・住宅業界に特化したインターネット広告事業を展開する合弁会社「プライムクロス(PRIME X)」を2006年6月上旬に設立、7月7日より営業を開始すると発表した。
セプテーニは、販売促進に特化したインターネット専業の総合広告代理店。広告主の業種に特化した営業スタイルを通じ、各業種におけるインターネットマーケティングノウハウを蓄積してきた。一方、野村不動産は、業界に先駆けたインターネット営業戦略を積極的に推進。1998年に立ち上げたインターネット会員組織は現在9万3,000人を超え、業界で最大の規模にまで成長している。
エンドユーザーとディベロッパー両者のニーズを熟知している野村不動産と、インターネットマーケティングにおけるノウハウを有するセプテーニが連携することで、インターネット広告業界に新しい領域を提案できると考え、新会社設立に至ったとしている。
新会社は、両社の強みを生かしたインターネット広告代理を主目的としている。単にネット広告代理業だけにとどまらず、不動産業界に特化した会員組織運営の受託や物件住戸データーベースの開発、広告の効果測定などのコンサルティング領域を手がけていく予定。
また、中期計画として、新しいモデルの不動産ポータルサイトの立ち上げも予定している。
なお、新会社の出資比率は、野村不動産が60%、セプテーニが40%。