エス・バイ・エル(株)は、インターネットを通して販売するローコスト戸建住宅「Sum@i21」の販売を強化する。今年4月、同社創立55周年記念バージョンを導入、4月からの2ヵ月強で、すでに63棟を受注した。顧客窓口・営業マンの増強と商品性アップの相乗効果により、2006年度は受注棟数を前年度比37%増の360棟に定めた。
2001年から販売している「Sum@i21」は、主要な集客をインターネットに求めモデルハウス営業を廃止。営業が訪問しないカウンターセールスシステムの導入と建物プランを完全規格型とすることでコストダウンを図り、坪当たり26万円台からという低価格を実現した。発売以来4年半での総受注棟数は1,500棟を超えている。
4月から販売を開始した新バージョンは、外観を1シリーズ4バリエーションから、2シリーズ14バリエーションに拡大。インテリアカラーを3色から選択できるようにしたほか、敷地対応力を増したプランの増強と、オプションアイテムを充実させるなど商品力を増している。
同商品は、インターネット経由による成約率が5割弱と高いことから、これをさらに高めるため、こうしたユーザーの窓口を、新たに町田と阪神に設置。全国10拠点まで増やすほか、現在55名の販売スタッフも年間5名程度ずつ増強していく。