阪急不動産(株)は今秋から、大阪・千里ニュータウンを中心とした「北摂千里」を刷新する新たな事業「北摂千里 次世代計画」を本格的にスタートする。現在、4プロジェクト合計1,000戸を超える供給を計画しており、うち3プロジェクトが既存住宅の建替事業となる。今後、千里中央地区の再整備事業である「(仮称)千里中央プロジェクト」なども実施していくことで、さらに供給を拡大していく方針。
同社は、千里ニュータウン開発当初から住宅供給に関わってきたことから、ニュータウンの長所を継承しながら、抱えている課題を解決するという基本スタンスで事業に取り組んでいく。ニュータウンの特徴である緑の多い環境を生かし、建物のバリアフリー化、住民のコミュニティ形成支援、建物の耐久性の向上ゾーンセキュリティー・IT化への対応等に配慮する。
現在、計画しているプロジェクトは「(仮称)千里・佐竹台プロジェクト」(大阪府吹田市)、「(仮称)緑地公園前プロジェクト」(大阪府豊中市)、「(仮称)豊中市新千里南町プロジェクト」(大阪府豊中市)、「(仮称)吹田市古江台プロジェクト」(大阪府吹田市)の4つ。
「(仮称)千里・佐竹台プロジェクト」は、ニュータウンで最初に開発された佐竹台におけるNTT社宅の建替事業。阪急千里線「南千里」駅徒歩11分の立地に、地上10階建て・総戸数163戸のマンションを建設。11月から販売を開始する。
「(仮称)緑地公園前プロジェクト」は、北大阪急行「緑地公園」駅徒歩15分に立地する地上13階建て・地上11階建ての2棟構成・総戸数184戸のマンション。オール電化・免震構造を採用。11月から販売する。
「(仮称)豊中市新千里南町プロジェクト」は、豊中市最大規模の建替えプロジェクト。北大阪急行「桃山台」駅徒歩4分に立地する、5棟構成・総戸数571戸のマンション。
「(仮称)吹田市古江台プロジェクト」は、阪急千里線「北千里」駅徒歩5分に立地する地上8階建て・総戸数141戸のマンションで、分譲住宅の建替えプロジェクトとなる。