(株)リサ・パートナーズは25日、(株)鹿児島銀行(鹿児島県鹿児島市、取締役頭取:永田 文治氏)と、事業再生に関する業務協力協定を締結したと発表した。同社が地域特化型再生ファンド、官民一体型再生ファンドの運営などで培った事業再生ノウハウや、全国の地域金融機関ネットワークなどを提供することにより、過剰負債の処理、不採算事業のリストラ、M&Aなどの再生シナリオを策定・遂行。対象企業の再生と地域経済の活性化を実現していく。
鹿児島銀行は1944年設立の、県下最大の金融機関。事業再生業務に関しては、審査部経営指導班(レスキュー隊)を組織するなど、取引先の経営改善に積極的に取り組んでいる。今回の業務協力により両社は、再生対象企業の選定における相互協力、業務改善策・リストラ戦略などの再生シナリオ立案や事業再生戦略の遂行における相互協力、再生進捗状況などの情報共有を行なっていく。再生支援の主な対象は、鹿児島県などにおいて一定の経営基盤を持ち、相応の収益性は保っているものの、過剰負債や不採算事業部門などの問題があることにより企業活力が削がれている企業。