(株)矢野経済研究所は10日、「2006年版住宅リフォーム市場の動向調査結果」をまとめ発表した。
これによると、2005年の住宅リフォーム市場規模は、前年比3.5%増の6兆5,000億円で、2010年には7兆4,000億円(05年比13.8%増)、2020年には9兆円(同38.5%増)に拡大すると予想している。
顧客年代別に市場を切ると、60代が最も支出が多く全体の約3割。50代以上で見ると約8割を占めている。また、都道府県別には、「東京」「神奈川」「北海道」が全体の2割を占めている。
また、リフォーム業の現状として、同社では、大小問わずさまざまな事業者の住宅リフォーム市場への参入が見られる中、チラシ中心の反響営業に頼った「住宅修理業」では他社との差別化が難しく、住宅性能のリフォームに加え、「ライフスタイル提案業」としての役割が求められていると分析している。
なお同調査結果は、「2006年版住宅リフォーム市場の展望と戦略」(A4判440頁)として11万5,500円(税込)で販売中。