大和ハウス工業(株)は24日、クレジットカードビジネスを行なう(株)クレディセゾン(東京都豊島区、代表取締役:林野 宏氏)と「株主間協定書」を締結、リテールファイナンス事業分野において共同事業展開を行なっていくと発表した。
また、本協定書に基づき、11月中に大和ハウスフィナンシャル(株)を共同出資し、設立するとしている。
同提携により大和ハウス工業は、同社の「住環境を中心とした総合生活産業としての企業力」とクレディセゾンの「クレジットカード事業で培った顧客視点のマーケティング力」を融合し、新たなリテールファイナンス事業を立ち上げることにより、大和ハウスグループのすべてのステークホルダーとのパートナーシップ構築を図るもの。
なお、住宅メーカーとカード会社がリテールファイナンス事業を共同展開するのは国内初の試み。
今後は、新会社に対して、大和ハウスグループでは、クレジットカードの会員となりうる顧客の紹介、会員向けサービスの提供の協力を、また、クレディセゾンでは、商品開発、販売促進、与信管理の債務改修などについてのノウハウを提供する予定で、2007年4月初旬からサービスを開始するとしている。