ランドコム(株)は24日、日本の新たな住まいのスタイルを生みだす試み「J‐ケーススタディ・ハウス」プロジェクトの展開へ向けて、国際的な編集型コンペを開催することを決定した。
同プロジェクトは、同社のテーマである「不動産価値の最大化」に基づき、コミュニティーや環境問題などの社会性に配慮して、近未来型の住宅建築を創造していくもの。アメリカ・モダニズム建築の礎を築いた「ケーススタディ・ハウス」を現代に継承し、日本から世界に発信していく試みとして、「J‐ケーススタディ・ハウス」と名づけられた。
同プロジェクトは期間・戸数を限定し、物件ごとに国内外の第一線で活躍するアーティストを編集型コンペにより選出。プロジェクト用地は同社が選定・取得し、コンペ審査員には建築家のみならず文化人・アーティストなど幅広い人材を予定。アーティストの選出後は、竣工後に作品を一般公開し、公開後実際に住宅として使用するなどの条件を満たすオーナーを募集する。
なお、同プロジェクトのプレ段階として旧山口勝蔵別荘を改装するプロジェクト「J‐ケーススタディ・ハウス♯000」を開始している。