三菱地所(株)と藤和不動産(株)は8日、戦略的パートナーシップ構築を目的とした業務提携に基づくマンション共同事業を展開すると発表した。2007年春以降、4物件の販売を開始する。両社は、2005年3月に業務提携。用地情報、商品企画、マーケティング、品質管理などの情報交換やノウハウの共有を行なってきたが、具体的な共同事業にまでは至っていなかった。
今回発表されたのは、「本郷1丁目計画」(東京都文京区、14階建て・総戸数207戸)、「小石川千川通計画」(東京都文京区、14階建て・総戸数80戸)、「松戸常盤平計画」(千葉県松戸市、15階建て・総戸数211戸)、「阿品3丁目計画」(広島県廿日市市、A棟=3階建て・総戸数48戸、B棟=15階建て・総戸数126戸)の4プロジェクト。「阿品A棟」が07年2月、「小石川」「松戸」は同3月、「本郷」が同5月、「阿品B棟」が同6月から販売される予定。
また、これらの物件のほかにも、首都圏エリアで共同事業実施に向けた協議を進めている。