不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/11/15

アセットコンサル収益が31%の伸び、営業利益67億円超/三井不販07年3月期中間決算

 三井不動産販売(株)は15日、専門紙記者向けに2007年3月期中間決算概要を発表した。

 主力の仲介業務では、三井のリハウスネットワーク全体での仲介件数1万5,352件(前年同期比2.4%増)、取扱高6,834億6,300万円(同31.4%増)、仲介手数料収入292億9,300万円(同13.0%増)と大きく数字を伸ばした。
 営業収益のうち、一般仲介(リハウス)は180億7,700万円(同12.0%増)、アセットコンサル・都心部仲介が53億7,200万円(同31.0%)と依然好調を維持。この他、リパーク(駐車場)事業売上げ159億8,600万円(同20.2%増)などを合わせた業務全体での売上高は484億8,000万円(同13.5%増)、営業利益67億5,600万円(同58.4%増)、経常利益71億3,500万円(同47.1%増)。有利子負債をゼロにしたこと、収益拡大のための投資をほとんど行なわなかったことから、大幅な増益となっている。
 仲介店舗は、上期に渋谷、日本橋、武蔵小杉へ出店。首都圏151店舗(同2店舗増)、全国227店(同6店減)とした。下期も、豊洲、緑園都市への出店を行なった。

 三井不動産レジデンシャル(株)の発足により、販売受託事業の売上げ計上は今期で終わる(56億4,900万円)。しかし、仲介事業が単価の上昇などもあり予想以上に伸びており、通期の営業利益予想は160億円と、三井不動産(株)の中期計画目標数字を、仲介事業のみで達成できると想定している。

 同社・岩崎芳史社長は「これまで利益重視できた成果が出たかたちだが、今期は構造改革に主力をおいてきた。来年、我々のリハウス事業は30周年を迎える。これを機に、リハウス・リパークのブランド戦略を本格化する。同時に、構造改革で出てきたさまざまなアイディアを実行に移すための新5ヵ年計画も策定する」と語った。

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