不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/11/21

「オープンエアリビングバルコニー」が収益寄与、戸当たり300万円の増収/日本綜合地所

「オープンエアリビングバルコニー」
「オープンエアリビングバルコニー」

 日本綜合地所(株)は21日会見を開き、代表取締役社長の西丸 誠氏らが、2007年3月期決算見通し等について説明した。

 07年3月期は、大型物件の引渡しを変更するなど「収益性重視の販売活動にシフトした」(代表取締役社長:西丸 誠氏)ことにより、マンション売上高が697億1,400万円(前年同期比▲15.8%)、連結売上高合計も835億1,000万円(同▲1.9%)、経常利益も65億円(同▲5.3%)となる見込み。
 ただし、経常利益についてはマンション事業における収益性の向上から当初予想より10億円増額。売上高経常利益率も6.1%から7.8%へと向上する見込み。07年3月期中間期のマンション契約における粗利益は95億円(同47.0%増)に急増。粗利率は25%(同4ポイントアップ)した。

 利益率の向上について西丸氏は「仕入れ採算の改善やオープンエアリビングバルコニー効果により、マンション分譲事業の収益性は大幅に向上している。中でも、オープンエアリビングバルコニーは、一戸当たり300万円から700万円販売価格をアップしても、その住戸から売れていく」と語った。

 「オープンエアリビングバルコニー」は、同社のヒット企画である「オープンエアリビング」(リビングから折り戸式全開口サッシュでアプローチできる、大型のサンバイザーを備えた専用庭)を2階以上の住戸で実現することを目的に開発。バルコニーの両側を大きな吹き抜けとし、奥行き4メートル、広さ10畳、折り戸式全開口サッシュでリビングと一体使用できるスペースとしたもの。

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