不動産ニュース / IT・情報サービス

2006/12/6

物件の「口コミ」売りにした情報サイトを開設/ユナイテッドルームズ

「UNITEDROOMS SEARCH」トップ画面
「UNITEDROOMS SEARCH」トップ画面
記者会見で「実際住んでみなければわからない口コミ情報を掲載することで、より正確で中立的な物件情報を提供していきたい」と抱負を語る、伊藤社長
記者会見で「実際住んでみなければわからない口コミ情報を掲載することで、より正確で中立的な物件情報を提供していきたい」と抱負を語る、伊藤社長

 不動産向けに映像制作、配信サービスを行なうユナイテッドルームズ(株)(東京都渋谷区、代表取締役社長:伊藤俊平氏)は5日記者会見を開き、物件周辺住民などからの「口コミ情報」を盛り込んだ総合不動産ライブラリー「UNITEDROOMS SEARCH」(http://www.unitedrooms.net)を同日付で開設したことを明らかにした。

 同サイトは、今年8月に設立した別会社「ユナイテッドルームズサーチ(株)」が運営・管理するもの。全国に250万棟あると言われている集合住宅の物件情報を全てデータベース化し、それら物件のレビュー・ブログ・映像・検索・アフィリエイト機能を持った総合情報サイトをめざす。物件紹介は1ページにまとめられ、1棟に付き4枚の写真が添付されるほか、航空写真や地図も表示する。さらに、物件周辺住民からの「口コミ情報」を、独自の調査員によって収集し、掲載。住民レビューのほか、「教育」「静けさ」「安全」「快適」「楽しさ」「便利」の6項目によるマトリクス評価を付けていく。運営は、不動産会社からのバナー収入とオーナーからの会費(1棟につき月3,000円)で行なう。

 すでに、東京都内43万8,000棟のデータ収集を完了。今後も、オーナー向けに営業を進めていくほか、今後は新築分譲マンションについても情報収集していく。また「口コミ」情報収集にあたっては、全国の子育て支援NPO団体などと連携し、地元に住んでいる主婦を調査員とし生の情報を収集していくことで、子育てをしながら働く女性を支援していく。

 会見で伊藤社長は「実際住んでみなければわからない口コミ情報を掲載することで、企業の一方通行ではない、より正確で中立的な物件情報を提供していきたい」と抱負を語った。

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