不動産ニュース / 仲介・管理

2006/12/7

ヒアリング結果をもとに共用施設の設置・運営を提案/長谷工コミュ

 (株)長谷工コミュニティは6日、首都圏の管理マンションを対象に実施した「共用施設の利用状況および維持管理」に関するヒアリング調査結果をもとに、施設の設置・運営提案をまとめ発表した。

 同調査は、2000年以降に竣工した200戸以上の大型マンションのうち、パーティールームやカフェなど各種共用施設等を設置している18物件・1万335戸(平均574戸/物件)について、2005年3月~06年9月の期間、ヒアリングを実施したもの。

 調査結果によれば、最も多く設置されていた集会室兼パーティールームについては、パーティールームとしての利用促進がポイントとなると分析。用途に応じて効率的に使えるよう、ただ広いだけではなく可動間仕切りで2室・3室に区切れるようにするほか、パーティー用・会議用にそれぞれ模様替えができるよう備品収納スペースを確保することが重要とした。
 キッズルームは、対象児童やその親が安心して利用するために、児童と幼児の遊び場を区分できる広さの確保、幼児に当たっても危険の少ない備品の配置が重要と判断。マンション内のカフェについては、明るく開放感ある空間を演出できる場所に設置すること、焼きたてパンなどの食べ物を扱うこと、ドリンク類は100円~200円の価格で設定することなどを提案している。

 また、管理業務面からの設計上の留意点として、汚れの染み込みやにおいを残さないよう、ゴミ置き場の床はコンクリート素地にはせず、簡易な防水を行なうこと、昇降タラップの設置や照明器具を自動昇降タイプにするなど、安全な点検・メンテナンスが可能な設備を設置することなどを挙げている。

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