(株)アトリウムは21日、東京証券取引所市場第一部へ上場。それに伴い「2007年2月期中間決算(連結)」を発表した。
同期(2006年3月1日~8月31日)の売上高は608億8,800万円(前年同期比82.8%増)、営業利益86億7,800万円(同77.1%増)、経常利益76億8,200万円(同95.4%増)、同期純利益42億8,900万円(85.3%増)。
同社は今期、不動産流動化事業、サービサー事業、不動産ファンド事業、不動産融資保証事業の4つのコア事業の競争力を強化。
不動産流動化事業では、グループで保有する販売用資産の譲渡等を行ない、オフバランス化を推進。またサービサー事業では、担保不動産の処分による確実な回収を実施し、事業再生型の取り組みを強化した。不動産ファンド事業では、オフバランス化したファンドのアセットマネジメント業務を受託するなど、フィービジネスを強化。不動産融資保証事業では、新商品の開発や新規提携先の開拓に取り組んだ。
なお、通期の業績予想は、売上高1,000億円、経常利益120億円、純利益57億円を見込んでいる。
また、上場初日の同社の株価は3,390円でスタート、一時3,590円の高値をマークし、終値3,430円で落ち着いた。