不動産ニュース / 開発・分譲

2007/1/25

京都のアパホテル2物件で耐震不足が発覚/国交省

 国土交通省は25日、アパホテル(株)が運営する「アパヴィラホテル京都駅前」(S造、地上10階建て)、「アパホテル京都駅堀川通」(S造一部SRC造、地上11階建て)の2物件について、京都市より構造計算書偽装等および耐震性の不足があったと報告を受けたことを明らかにした。

 構造設計を行なった(株)田村水落設計が、京都市のヒアリングに対し、「アパヴィラホテル京都駅前」の設計における偽装を認めたもの。
 また、工事監理者から施工時に筋交いの設置が不可能な場所について問い合わせがあった際、構造設計者が検討計算を行なわずに設置不要と回答、そのまま施工させたことが判明した。
 なお、両ホテルともに、一次設計(中規模地震時の損傷等に関する検証)、二次設計(大規模地震時の倒壊等に関する検証)において、建築基準法違反があることが分かった。

 京都市では、建築主であるアパマンション(株)に対し、違反是正計画の提出を求めるとともに、両ホテルの使用禁止等を勧告、速やかな耐震改修を指導していくとしている。
 また、建築士、建築士事務所等の処分についても厳正に対処する方針。

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