(財)ベターリビングは21日、メルパルクホール(東京都港区)にて「住宅部品のトレーサビリティ管理システム シンポジウム」を開催した。
同システムは、ICタグを使用して住宅部品などのメーカーと住宅管理者の共通プラットフォームにより、住宅部品のトレーサビリティを確保するもの。これによりエンドユーザーは安全・安心感の向上、住宅資産の担保価値の裏づけなどが期待できる。
開会の挨拶で同法人理事長の那珂 正氏は「近年、住宅に関わる事故が多発しているが、国の重要な資産である住宅を安全なものにしていくためにも、このシステムを広めていきたい」と語った。
その後、坂村 健氏(東京大学大学院情報学環教授)による「トレーサビリティ管理システムが拓くユビキタス社会」、野城智也氏(東京大学生産技術研究所教授)による「すまいの安心・安全は情報から」といった基調講演やパネルディスカッションが行なわれた。