不動産ニュース / その他

2007/2/27

住宅履歴情報整備へのICタグ活用など盛り込む/国交省、ICT戦略中間報告

 国土交通省は、「国土交通分野イノベーション推進本部」が、ICT(情報通信技術)を利活用した国土交通分野のイノベーションについて実施してきた検討結果を、「国土交通分野イノベーション推進大綱 中間報告」として取りまとめ、公表した。

 住宅関連では、高耐久・高強度建材の開発、センサーを利用した構造部材等の劣化状況等の把握技術の開発、ICタグ等を活用した住宅の履歴情報整備の構築などの戦略が挙げられた。これらにより、住宅等の長寿命化と適切な維持管理・リフォームを促進、省資源化に対応するとともに、社会資産としての住宅・建築物ストックの形成を図る。
 また、犯罪に強いまちづくりを実現すべく、防犯カメラ、ICタグ、センサーネットワーク等のICT技術を活用した「見守りシステム」等について、プライバシーの保護や施設等の継続的な管理・運営のあり方、コスト等に配慮し実用化をめざしていく。

 このほか、地域の活性化に向け、地域づくりに役立つ情報の統合化、ネットワークを通じた遠隔地からの議論参加等による、関係者間の合意形成システムの構築などが盛り込まれた。

 本部では、この中間報告をもとに、さらに検討を進め、5月に「国土交通分野イノベーション推進大綱」を策定する予定。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。