(財)住宅産業研修財団は5日、同財団が主催する研修事業「大工育成塾」の第2期修了式と第5期入塾式を都内で行なった。
「大工育成塾」は国土交通省が支援する国家プロジェクトで、同財団が2003年10月から実施しているもの。未経験者等を対象に、大工技能の理論等についての教室講義と、受入工務店の指導棟梁による個別の現場修行からなる職人教育を3年間にわたって実施することで、職人・もの作り文化の再興を担う人材の育成をめざしている。
今回は東京・名古屋・大阪・福岡から計48名の第2期生が修了し、新たに第5期生80名が入塾。
同財団理事長・大工育成塾の松田妙子氏は修了式で「次の世代を担う修了生たちに、日本の職人文化が生んだ木造住宅の長所を生かし、伝統文化を受け継いで、世界に誇れるような建物を作っていってほしい」と祝辞を述べた。
式典の後には、懇談会も行なわれ、国土交通省や文部科学省などから、多くの来賓者も参加し盛会となった。