


三井不動産販売(株)は、個人資産家・富裕顧客層向け営業を強化する。都心部の高額不動産を中心とした売買仲介、資産活用コンサルティングを手がける「リアルプラン」のスタッフ部隊(都心営業本部)を、六本木の「東京ミッドタウン」(東京都港区)に集約。4月15日には、「リアルプラン」顧客専用の「リアルプランサロン」を開設。同所を拠点に、個人資産家・富裕層の囲い込み営業を展開していく。
「リアルプランサロン」は、「ミッドタウンタワー」の7階に設置した、広さ約80坪のスペース。最高級マンションと同等のインテリアで統一したラウンジ、都心のプレミアムマンション90物件あまりの詳細資料や衛星写真を揃えたライブラリー、檜町公園を望むビューラウンジなどを備えている。リアルプランの通常店舗(リアルプランセンター)とは異なり、直接的な営業拠点としては機能させず、各店舗の顧客、あるいは新規顧客に自由に利用してもらうことで顧客との信頼関係を深め、総合的・専門的コンサルティング営業につなげていく。
また、同サロンの開設に合わせ、5月初旬からエグゼクティブ向けの新サービス「Class-R(クラスアール)」を開始する。同サービスは、リアルプランで媒介・代理・コンサルティングサービス等の取引がある個人を対象としたもの。トータルな資産診断サービス、インテリアコーディネーターなどによる快適な居住空間作りのバックアップを行なう「リビングコンサルティングサービス」、ハウスクリーニング・メイドサービスなどの「リビングサポートサービス」、ホテル・人間ドックの紹介など「プレジャー&ヘルスケアサービス」を、顧客一人ひとりにつき、専任のコンシェルジュデスクがコーディネイトする。
4月13日、「リアルプランサロン」のマスコミ向け公開の席上、三井不動産販売専務取締役・都心営業本部長の小島哲郎氏は「日頃、リアルプランの営業現場では、お客様からさまざまな教育を受ける事が多い。今後は、このリアルプランサロンを通じて、お客様とより深いコミュニケーションを構築。単なる売買仲介ではなく、幅広い資産運用についてお客様とともに勉強し、最適なサービスをワン・トゥー・ワンで提供したい」などと語った。