(株)ビルディング企画(東京都港区、社長:中村郁文氏)は、2007年4月度の全国4大都市圏(東京・神奈川、名古屋、大阪、福岡)主要エリアにおけるオフィスビル市況をまとめた「LEASING REPORT 2007年6月号」を発表した。
同調査は、07年4月1日~31日までの期間にテナント募集を行なったオフィスビル合計1万2,309棟(うち東京・神奈川エリア6,209棟)を対象にしたもの。
都内主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の大規模ビル(基準階面積300坪以上)の平均賃料は、坪単価3万6,702円(前月比451円増)と大幅に上昇した。「東京ミッドタウン」「新丸の内ビルディング」など大手ディベロッパーによるプロジェクトが相次いで完成し、これらが牽引役となって募集賃料が上昇しているもの。
また、都内主要5区の大型ビル(同100~300坪)の平均募集賃料は、坪当たり2万7,651円(前月比341円増)、平均空室率は2.65%(同0.16ポイントダウン)となった。
同社は、「大規模ビルの平均募集賃料はさらに上昇を続けているが、直近1、2ヵ月について言えば、高騰の反動による揺り戻しにも注意を払う必要がある」と分析している。
その他主要エリアのオフィス市況についての詳細は、「ビルNAVI」(http://www.birunavi.com/market/)で公開している。