東日本ハウス(株)は21日、2007年10月期中間期の決算を発表した。
当期(06年11月1日~19年4月30日)の売上高は252億6,000万円(前年同期比0.6%増)、営業利益▲10億6,000万円、経常利益▲18億200万円、当期純利益▲30億2,200万円。
売上高の増加、原価低減および販売管理費などの経費削減により、下期に見込んだ貸倒引当金繰入額を当期で処理したものの、売上高、経常利益、中間純利益ともに前回予想を上回った。
主力の住宅事業では、木造注文住宅「やまと『華』シリーズ」など新商品を発売し、販売強化を行なった。また新規事業の「J・エポック事業部」の営業拠点を全国に開設するなど受注拡大に努め、売上高211億6,000万円(同6.3%増)、営業利益▲5億9,600万円となった。
ホテル事業においては、各ホテルの特性を生かした新商品の企画・開発に注力。またホームページなどによる情報サービス強化、インターネットの活用による販売促進を推進するなど積極的な営業活動を展開した。また材料費・人件費などの営業コスト削減に加え、設備の保守関係など設備コストの削減を継続して実施した結果、売上高40億6,200万円(同▲11.7%)、営業利益1,800万円(同▲69.0%)となった。
同社は今後、グループ事業の柱を住宅事業、ホテル事業と位置づけ、財務体質・収益構造の改善を図り、経営基盤の強化に努めていく。
なお、通期については、売上高703億円(同1.4%増)、営業利益44億円(同13.4%増)、経常利益31億円(同7%増)、当期純利益12億円を見込んでいる。