住友林業(株)は27日、持続可能な木材調達に関する理念および方針、行動原則、行動基準、行動計画を定めた。
木に関するリーディングカンパニーとしての社会的使命、また未来に向けて環境・社会・経済への配慮を行ないながら“木”と共に発展し続けるために定めたもの。
木材調達理念としては、森林と共存して発展するサスティナブルな社会実現のため、環境と社会に配慮した木材調達を取引先と協力して行なうとした。
木材調達方針としては、4つの基本方針を策定。(1)合法で持続的な木材調達のため、関連法令を順守し、合法材であることを確認するシステムの整備などを行なう、(2)信頼性の高いサプライチェーン構築のため、取引先と協力してトレーサビリティの信頼性向上などに努める、(3)ライフサイクルでの環境負荷低減と木材資源の有効利用のため、国土保全や林業の活性化に貢献し、国産材を積極的に活用する、(4)ステークホルダーとともに、継続的改善を行なう、などとした。
行動原則としては、調達理念、方針、行動計画を少なくとも年1回はレビューするとしたほか、サプライヤーとの直接会話を重視し、社員による伐採現場、加工現場等の現地調査を必要に応じ実施するなど、全8項目について定めた。
行動計画については、各事業分野における具体的な目標を設定した。
同社はサスティナブルな取組みを積極的に推進し、社会に貢献できる企業をめざすとしている。