(社)全国宅地建物取引業協会連合会は9月23日の「不動産の日」を記念し、「不動産の日アンケート」を実施、調査結果を発表した。
17回目を迎える今回は調査方法を変更、インターネット調査会社の登録会員を対象に、全国各地の男女1,030人に「今後の不動産市場」に関するアンケートを実施した。
1年後、5年後の地価についての予想を問う設問では、「上昇する(1年後:41.9%、5年後:49.3%)」との回答が「下落する(1年後:10.7%、5年後:17.3%)」を大きく上回った。しかし、職業別で見ると、経営者で「上昇する」と回答したのは6.7%、「変わらない」が60.0%となっており、全体と数値が大きく異なった。
また、「今、不動産が買い時だと思う理由」には「住宅ローンの金利が上昇しそう」(33.7%)、「今後地価が上昇」(33.0%)という回答が多く見られた。
一方、「今、不動産が買い時だと思わない理由」には「景気回復の実感がないから」(62.8%)に回答が集中し、次いで「今後地価が下落しそう」(17.0%)といった理由があげられている。
そのほか、住宅購入の際に重視するポイント(複数回答)として、「価格」(58.3%)、「交通が便利」(36.1%)、「日当たり・住宅の向き」(33.3%)などがあげられている。
詳細は同会のホームページ参照。