賃貸不動産経営管理士協議会は29日、全国都市会館(東京都千代田区)にて、初の「賃貸不動産経営管理士」基本講習を開催した。
同講習では、賃貸不動産管理全般に係る知識と、管理実務に係る詳細な知識について、29日および30日の2日間、講習を実施。修了試験に合格した者に、新たに登録講習を実施し、「賃貸不動産経営管理士」の登録・資格書を発行するもの。(財)日本賃貸住宅管理協会(会長:亀山征夫氏)、(社)全国宅地建物取引業協会連合会(会長:藤田和夫氏)、(社)全日本不動産協会(理事長:川口 貢氏)がそれぞれ運営してきた賃貸管理に係る資格制度を一本化、(社)日本住宅建設産業協会(理事長:神山和郎氏)も参加し、4団体で運営している。
講習の冒頭、副会長の川口 貢(社)全日本不動産協会理事長は「当資格は各団体独自のノウハウを集約・抽出したものとあって、第1回目となる当講習にも、定員を上回る多数の応募があったと聞いている。ライフスタイルの多様化に伴い、賃貸住宅生活に対するニーズが増大している今、賃貸管理業務に携わるわれわれがいっそうの研鑽を図ることで、管理業のさらなるレベルアップを図り、入居者、オーナー、業者の三者がともによりよい関係を築いていきたい」と挨拶。会場は、熱心な受講者で溢れた。
なお、修了試験の合格者には、合格証とともに、登録講習受講申込書(兼登録申請書)が送付される予定。