フロンティア不動産投資法人(FRI)は10月31日、「ジョイフルタウン鳥栖(底地)」(佐賀県鳥栖市)の取得を決定したと発表した。取得先は、日本たばこ産業(株)(東京都港区、代表取締役社長:木村 宏氏)。
同不動産は、JR鹿児島本線、長崎本線「鳥栖」駅西方約150mの商業地域にある事業用借地権付土地で、公簿面積は7万9,774.57平方メートル。 商圏人口は、3㎞圏で約4.8万人、5㎞圏で約9.9万人の、一定のポテンシャルがある商圏ボリュームを持っている。人口増加率が、隣接する久留米市を上回り増加傾向にあり、スーパーマーケットおよび専門店で構成された複合商業施設に適した土地。
鳥栖市は、長崎自動車道、九州自動車道のほか、大分自動車道が交差する鳥栖ジャンクションが市の東端部にあり、九州の主要都市まで約2時間半でアクセスできるなど、非常に恵まれた道路環境にある。
「ジョイフルタウン鳥栖」は、前所有者である日本たばこ産業(株)が大和リース(株)を賃借人として1997年に開発した鉄骨造3階建ての複合商業施設。現在はスーパーマーケットのサンリブや、TSUTAYAなどを核とした約90店の専門店による複合施設となっている。
同物件は、大和リース(株)が日本たばこ産業(株)から買い取りを行ない、同投資法人は同土地の取得後に、大和リース(株)と事業用借地権設定契約を締結する予定。
取得価格は31億7,880万円。10月31日に売買契約を締結、11月8日に引渡しを行なう。